カエラズ

結構昔に投稿したものなのでオケ音源がdominoで打ち込んだだけとしょっぱいですが

実は裏歌詞パートを仕込んでいました(ほとんど聞こえませんが…)

物語的な曲と言っているように続きになる曲も形だけはあるのですが

作り直そうとして放置し続けています…いつかリメイクしたい一曲です。

 

裏パートはIAちゃんに歌ってもらっています。

一部逆再生をしていたり当時の自分からしたら頑張ってたなーと思います。


以下歌詞

 

裏歌詞パート⇒  逆再生裏歌詞⇒灰色

 

 

打ちつける様に降る雨が、私を拒むようで嫌になるな。

冷めた空気が呼吸の邪魔をして煩わしい。

望んでもいないこの舞台で、化け狐<あいつ>を化かす為に踊るのさ。

包帯巻いて顔隠し、誰も彼もを欺き踊る。

 

鈴の音しゃらり、と 辺りに鳴り響く。

蛇の道を歩む、両の足はまだ重い。

己を偽り、幾数年が流れたが

 

『この魂まではお前などにやらんぞ。』

 

さぁ

傷痕隠して踊ろうか!      "両の目をしかと見開いて"

風が包帯ひらり、と撫で遊ぶ。

私を笑っているような      "私が犯した罪を焼き付けろ"

感覚麻痺した腕振り回す。

その様子を見ていた化け狐    "悲しくとも涙は流せないな"

目を細めて「こん」と鳴き

                "それが私の罰だ味わえよ"

笑う。

 

 

泣きじゃくる様に吹雪く雪が、私を責めるようで嫌になるな。

冷めた空気が古傷を抉る様で煩わしい。

望んでもいないこの舞台で、従順装いまた踊るのさ。

包帯巻いて顔隠し、誰も彼もを欺き踊る。

 

心を殺して、自らの手でまた一人。

報われる時を、耐え忍んで刃を振るう。

己を偽り、幾数年が流れたが

 

『私の帰すべき時はまだ先のようだ……』

 

さぁ

傷痕隠して踊ろうか!      "両の目をしかと見開いて"

吐き出して漂う煙が

私をからかっているようだ。  "私が犯した罪を焼き付けろ"

紅く染まった腕振り回す。

その様子を眺める化け狐     "悲しくとも涙は流せないな"

目を伏せて「こん」と鳴き

                "それが私の罰だ味わえよ"

笑う。

 

 

『地獄の道と知りながら、彼は己を偽って

自らの手を血で染める。

心は音を立て崩れていく。

彼は未だ知りもしない、非情な真実 罪と罰。』

 

「笑止!

狐を化かせると思ったかい?

自己犠牲で捧げたお前<おまい>の、正義は無駄になって死んだ。

あぁ、なんて可哀想なんだろう!」

 

そう言い嗤ってみせた化け狐<アイツ>の 首を目がけ

刃を

 

独リ

地獄の底でも踊ろうか!      "両の目は窪み、見えやしないが"

欺く包帯外したその顔は

鬼へと染まり          "私が犯した罪はまだ見える"

狂った。

 

忌わしい傷痕、雨がなぞる。    "存在(ありや)しない片腕が痛むが"

その姿を無情に見下ろすは

淡い光纏った月のみ…       "それが私の罰なら受け入れよう"

 

『己自身を殺し続け、無限の地獄に囚われた

 彼は自分を失った、哀れなり、哀れなり……』

 


解説…と言いたいのですがまだこの一曲だけでは説明不足過ぎるので

裏パートのことと裏話を少しだけ。

当初はがくぽに裏パートも歌ってもらうつもりではいたのですが

IAちゃんの出番がほとんどないじゃん!!⇒そんじゃ裏歌ってもらおう!!となりました。

 

メインの裏歌詞は狐自身ではなく、青年のことを指しています。

逆再生部分はナレーション的な感じです。

 

タイトルは最初「狐の仮面」とかなんか色々考えていました。

青年の初期案が包帯+仮面と好きな要素足しまくりだったので…

結局キャラデザとしてラフを描いた時に仮面が上手く描けなかった為没りました。

タイトルが決定したのはドラマで「不帰(かえらず)の山~」という感じのセリフと文字を見て

「あ、これだ!」と。そのまま決定しました(ドラマはすごく面白かったです)

「でもよく考えたらこれタイトルでネタバレしてるな…?」

と気づいたのは投稿してしばらーくしてからだったとさ。